ヒプノセラピーで禁煙?
フランスでは「ヒプノセラピーで煙草から解放される」とよく知られるようになってきました。
数年前から度々雑誌やTVで紹介されたり、科学的にヒプノセラピーの効果が証明されるようになった事からも、益々認知度が高くなっています。
各種メソッドの比較
メソッドは様々。フランスでは健康保険の適応がされる事もありニコチン・パッチやガムを試す人が多いですが、実際の効果としてはそれほど成功率は高くありません。
その他、補助薬は効果を感じる人も多いようですが、費用が高く副作用のリスクも。
針治療や認知行動療法も一定の効果があるようですが、どれも効果は成功率は30%程度。
それらに比べてヒプノセラピーによる治療は94%と非常に高い成功率。しかも苦労したり我慢したりせずに自然と「吸いたくなくなり」煙草をやめられるのが、とても人気が高い理由です。
では、何故ヒプノセラピーでのアプローチは成功率が高いのでしょうか?
それはタバコがやめられない本当の原因はニコチン中毒ではなく、その他の要因にあるから。
たばことストレス
よく知られているように、ニコチンの中毒性が高いのは確か。依存するスピードは麻薬よりも早いと言われています。
(少量のニコチンが肺から脳に達するスピードは約7秒、頭痛薬などは効果が出るまで20分位はかかるので、その異常な速さがよくわかります。)
治療過程
まずは下記の内容を主にお聞きしていきます。
- なぜ煙草を吸っているのか
- いつ、どんな時に吸いたくなるのか
- 吸うことで得られるメリットとは何か?
これらを一つ一つ確認していくと、なぜ煙草を吸っているのかという原因が理解できるようになり
この過程でほとんどの方がニコチン中毒でやめられないのではなく、無意識の中に隠されていたトラウマや心の傷、などがある事に気づきます。
一般的に「ニコチン中毒で煙草がやめられない」と思っている方ほとんどです。確かにニコチンには強い中毒作用がありますが、実はその中毒性は非常に短時間であり、それよりも「煙草をやめるのは不可能に近い」という強い思い込みによって止められ無くなっているという事を理解していただきます。
無意識に潜んでいるトラウマや心の傷にアプローチ
今までの経験上、喫煙者のほとんどがトラウマや心の傷が煙草を吸っている原因で、真にニコチンだけのせいで吸っている方はほとんどいません。(ニコチンの中毒性はあくまで止められ無い原因の一つの要素でしかありません。)
不思議に思われるかもしれませんが、煙草自体にアプローチするよりも、無意識に今まで潜んでいた心の傷、感情、トラウマにアプローチしていくことで結果的に禁煙に到ることが多いです。これは心の傷を隠すために喫煙という行動でごまかそうとしている、無意識の作用です。
そしてその感情やトラウマの消化を経た後に、煙草を吸う事が無意識に習慣になっていてやめられない場合は、その習慣の改善を無意識レベルからアプローチしていきます。
反応は?
反応は人それぞれなので一概に言えないのですが、初回セッション直後から煙草の味がまずく感じられて吸わなくなった方、数日間あまり変化がなかったが、1週間をすぎた辺りから急に「吸わなくてもいいかな」と感じるようになり、数本数が減って行った方、最も多いのは初回セッション後から1日に吸う本数が半分程度になり、2回目のセッションを経て段階的に完全禁煙にいたる方が多いようです。
そしてセラピーの回数も多くの方が2回、多くても3回のセラピータバコを吸わなくなっており、人によっては1回で成功された方もいらっしゃるので、煙草に費やす金額を考えるとセラピーをしてもすぐに回収できる(節約できる)のは大きなメリット。
また最初に根本の原因となっているトラウマやストレス治療から始まる事が多いため、タバコから解放されるとともに日常生活の向上、トラウマ解消、人生改善ができる所が、最大のメリットとも言えるでしょう。