依存症 : ヒプノセラピーによるサポート
すでに、とても冷静に、この行動が得るものより失うものの方が多いとわかっているかもしれません。それでも、意志の力だけでは、いったん定着してしまったものを変えることはできません。これは性格の問題ではありません。依存症は、意識的なコントロールの及ばないところにある、感情的・神経学的なメカニズムに深く根ざしています。
依存症とは?
依存症とは、ある物質や行動に対する、繰り返され、自分でコントロールすることが難しい依存状態のことで、その悪影響を自覚していてもなお続いてしまうという特徴があります。多くの場合、必要量が徐々に増えていく(耐性)、それがない状態での不快感、そして本気でやめたい・減らしたいと思っていても、それがなかなかできないという困難をともないます。
依存症はしばしば、ある感情的な機能を果たしています。緊張を和らげる、心の空白を埋める、他の方法では処理しづらい感情から逃れる、といった機能です。この機能が働き続けている限り、依存状態は維持されるか、あるいは別の行動へと形を変えて続いていく傾向があります。
対象となる物質や行動によっては、身体的な離脱をともなう場合、医療的あるいは依存症専門の支援が必要になることがあります。
ヒプノセラピーが提供できること
ヒプノセラピーによるアプローチでは、次のようなことが可能になります。
- 依存的な行動が果たしている感情的な機能への働きかけ—多くの場合、未解決のトラウマや消化しきれていない感情と結びついています
- 正面から欲求と闘うのではなく、感じている欲求の強さそのものを和らげること
- 持続的な、新しい拠り所の構築
医療的あるいは依存症専門の支援が必要な場合、またはすでに受けている場合、サポートはそれと連携する形で行われます。また、私のもとにいらっしゃる方の中には、そうした支援を必要としない方や、医療的な対応を試みたもののうまくいかなかったという方も少なくありません。そうした場合には、背景にある感情的なメカニズムやトラウマに取り組むことが、他のアプローチでは十分な結果が得られなかった状況においても、改善につながることがよくあります。
依存症へのアプローチ
私は「この問題にはこの技法」というように、扱うテーマに応じてひとつの決まった手法を当てはめる働き方はしていません。それぞれのセッションは、あなたの状況やペースに合わせて複数のアプローチを組み合わせながら、オーダーメイドで進めていきます。あらかじめ決められた画一的な手順ではなく、こうした柔軟でカスタマイズされた進め方こそが、心理的支配からの回復を含む私のセッション全体の特徴です。
(セッションで用いている各種メソッドの詳細は、こちらのまとめページでご紹介しています)
具体的には、同じセッションの中で、その行動が果たしている感情的な機能に働きかけ、感じている欲求の強さを和らげ、新しい持続的な拠り所を築いていきます。医療フォローが行われている場合は、それと並行して行うこともできます。
よくある質問
ヒプノセラピーは医学的な断薬・断酒の代わりになりますか?
身体的な離脱に医療的な管理が必要な場合、それが最優先であり、ヒプノセラピーはあくまでそれを補完する形で取り入れられます。とはいえ、依存の程度によっては、医療的な支援が必ずしも必要というわけではなく、また、試みた医療的な対応が十分な結果につながらなかったというケースも少なくありません。そうした場合、依存的な行動の背景にある未解決のトラウマや消化しきれていない感情に取り組むことで、実際の改善につながることがよくあります。
なぜ意志の力だけでは十分でないのでしょうか?
依存症は多くの場合、無意識の感情的な機能を果たしています。この機能が働き続けている限り、本気でやめたいという意志があっても、依存状態は維持されがちです。ヒプノセラピーによるアプローチが目指すのは、まさにこの機能を解除することです。
依存症に関するセッションでは、具体的に何が行われますか?
セッションではまず、その行動が今のあなたのバランスの中でどのような感情的な機能を果たしているのかを探ります。その上で、ヒプノセラピーによるアプローチを通じて欲求の強さを和らげ、新しい拠り所を築いていきます。必要に応じて、医療フォローとも連携しながら進めます。
依存から自由になることへ、一歩踏み出しませんか?
医療的なサポートや、匿名・無料の相談をご希望の場合:フランス国内であれば Drogues Info Service — 0 800 23 13 13、または Alcool Info Service — 0 980 980 930。日本国内であれば、お住まいの都道府県の精神保健福祉センター、または よりそいホットライン(0120-279-338、24時間・通話無料)にご相談いただけます。」
私は、日本とフランスで心理学を学び、フランスで最初に設立された催眠療法の専門機関の一つである Ecole Centrale d’Hypnose Paris にて、国際的に知られるヒプノセラピスト、Dany Dan DEBEIX氏に師事しました。その後もフランス国内の複数の専門機関でさまざまなセラピー技法を学び、現在は催眠療法、心理学、神経科学などを統合したアプローチを行っています。
セラピストになる以前にも、さまざまな分野での職業経験を重ねてきました。こうした幅広い学びと経験を活かし、一つの理論や技法だけに当てはめるのではなく、お一人おひとりの状況を多角的に捉え、個性や背景に合わせたセラピーを大切にしています。
