背中に刻まれた「無意識の地図」
私のセラピーの大きな特徴は、Body Scan(ボディスキャン)です。
背中に触れると、その人の内面に刻まれた無意識の記憶や感情が、まるで地図のように広がっていきます。そこには人間関係のパターン、トラウマの痕跡、自己肯定感の状態、そして本来の自分と現在の自分とのギャップなどが表れます。
これは、医学的な診断や心理テストとは異なります。身体に残された「言葉にならない情報」を直接感じ取り、それをクライアントと一緒に読み解いていくプロセスです。
無意識の真実に出会う
興味深いのは、クライアントが自分で「原因だ」と思っていることと、Body Scanから浮かび上がる情報が必ずしも一致しないことです。
- 父親との関係が問題だと思っていたが、実は母親との結びつきに影響があった
- 自分に自信がないことが悩みだと思っていたが、根底には「人とつながることへの無意識的な恐れ」があった
このように、意識と無意識のギャップが浮き彫りになることで、初めて「本当に癒すべき場所」が明確になります。表面的な悩みの解決ではなく、根本的な変容につながるのです。
土台と建築物のメタファー
たとえクライアントが自己成長を目指して努力を重ねても、成果を実感できないことがあります。私は、その状態を**「土台がしっかりしていない建築物」**に例えることがあります。
どれだけ壮大で豪華な建物(努力やスキル)を積み上げても、基礎(グラウンディングや内面の安定)が不十分だと、すぐに崩れてしまうからです。Body Scanは、この「基礎の弱さ」や「支えている土台の状態」を感覚的に捉え、本人と一緒に確認しながら補強していくための手がかりを提供します。
セラピーを導く羅針盤
セラピーの効果を左右するのは、「どの手法を使うか」ではなく、「どこにアプローチするか」です。Body Scan(ボディスキャン)は、この「どこに」を明らかにする羅針盤のような役割を果たします。
背中に触れることで、無意識の地図を読み取り、そこから得られた手がかりをもとに、ヒプノセラピーやエネルギーケア、心理的アプローチなどを組み合わせ、その人に最も必要な部分に働きかけます。
期待できる変化
Body Scan(ボディスキャン)は、身体から無意識の情報を読み解くことで、以下のような効果をもたらします。
繰り返す人間関係のパターンを理解し、変えていける 無意識に繰り返してしまう人間関係のパターンや癖に気づき、その根本にある原因にアプローチすることで、より健全な関係を築けるようになります。
トラウマや心の傷に気づき、解放される 言葉では表現しきれない心の傷やトラウマが身体に残した痕跡を読み解き、それらを解放することで、過去に縛られることなく前に進む力を取り戻します。
自己肯定感の回復、本来の自分らしさを取り戻す 無意識に抱えている自己否定的な感情や思い込みに気づき、根本から自己肯定感を高めていくことで、本来の自分らしさを取り戻し、自信を持って生きられるようになります。
無意識に刻まれた制限から自由になる 「~すべき」「~してはいけない」といった無意識の制限や思い込みを特定し、それを書き換えることで、本来の可能性を広げ、自由に生きられるようになります。
「努力しているのにうまくいかない」状態から抜け出す どれだけ努力しても成果が出ないのは、無意識の土台に問題があるためかもしれません。Body Scanは、その根本的な原因を特定し、必要な部分に働きかけることで、努力が実を結ぶ状態へと導きます。
他にはないアプローチ
Body Scanは、私自身の体験と感覚から生まれた独自の方法です。マニュアル化されたテクニックではなく、私の感受性と洞察に基づいたものであり、同じものを再現することはできません。だからこそ「ここでしか受けられないセラピー」として、唯一性と深い変容を提供しています。