グリーフケア(死別):ヒプノセラピーによるサポート
大切な人を失うという経験は、命令一つで「解決」できるものではありませんし、死別に「正常な期間」というものは存在しません。実際に感じているよりも早く「元気にならなければ」というプレッシャーを感じることもあれば、逆に、痛みがまったく和らがない段階にとどまったまま動けずにいるように感じることもあるかもしれません。
「難しい」あるいは「滞った」グリーフとは何か
グリーフ(死別)は、喪失に適応していく自然なプロセスであり、一人ひとり、そしてそれぞれの関係性によって、そのペースは異なります。それが特に歩みづらいものになるのは、伝えられなかった言葉、故人との複雑だった関係、あるいは死別に至った状況そのものの過酷さなど、宙に浮いたままの何かが残っていて、そのプロセスが自然な流れをたどることを妨げている場合です。
グリーフが滞ってしまう原因は、時間の不足ではありません。多くの場合、その関係性や、喪失に至った状況の中に、まだ解決されていないものが残っていることが原因なのです。
ヒプノセラピーがグリーフケアとして寄り添える理由
ヒプノセラピーによるアプローチでは、次のようなことが可能になります。
- 亡くなった方に伝えられなかった、あるいは表現できなかった思いのための場をつくること
- 必要に応じて、死別に至った状況が特に過酷であった場合、それに結びついた感情的な負荷を解きほぐすこと
- グリーフという自然なプロセスに、急がせることなく、あなた自身のペースで寄り添うこと
グリーフケアへのアプローチ
私は、扱うテーマによって技法を使い分けるという方法は取っていません——「このテーマにはこの手法」という考え方ではないということです。それぞれのセッションでは、複数の補完的なアプローチを統合的に組み合わせて用います。常に、寄り添う相手のペースを大切にしながら進めていきます。
(セッションで用いている各種メソッドの詳細は、こちらのまとめページでご紹介しています)
何回のセッションが必要ですか?
グリーフケアにおいては、決まったセッション回数というものはありません。故人との関係の複雑さや、宙に浮いたまま残っているものの性質によって、必要な時間は一人ひとり大きく異なります。目指すのは、あらかじめ決められた回数をこなすことではなく、あなた自身のペースに寄り添いながらの、持続的な変化です。
よくある質問
ヒプノセラピーで、グリーフの痛みを消すことはできますか?
いいえ、できませんし、それを目指してもいません。このサポートは、あなた自身のペースでグリーフのプロセスを歩んでいくことを目的としており、喪失に伴う痛みを取り除いたり否定したりするものではありません。
亡くなってからどのくらいの期間で相談すればよいのでしょうか?
決まった期限も、「ちょうどよいタイミング」もありません。亡くなってすぐに相談される方もいれば、何年も経ってから、グリーフが滞ったままだったり、何かの出来事をきっかけに再び強く呼び起こされたりして相談される方もいます。
グリーフケアのセッションでは、何が行われますか?
セッションは、あなたの状況や、亡くなった方との関係の中に宙に浮いたまま残っているものに合わせて進められ、あなた自身のペースでグリーフのプロセスに寄り添っていきます。
私は、日本とフランスで心理学を学び、フランスで最初に設立された催眠療法の専門機関の一つである Ecole Centrale d’Hypnose Paris にて、国際的に知られるヒプノセラピスト、Dany Dan DEBEIX氏に師事しました。その後もフランス国内の複数の専門機関でさまざまなセラピー技法を学び、現在は催眠療法、心理学、神経科学などを統合したアプローチを行っています。
セラピストになる以前にも、さまざまな分野での職業経験を重ねてきました。こうした幅広い学びと経験を活かし、一つの理論や技法だけに当てはめるのではなく、お一人おひとりの状況を多角的に捉え、個性や背景に合わせたセラピーを大切にしています。
