パニック発作 : 医療フォローと併用するヒプノセラピー
パニック発作を経験したことがある方はご存知かもしれませんが、そのときの身体感覚は非常に強烈で、その瞬間には心臓の病気や命に関わる緊急事態だと思い込んでしまうほどです。そして、「また発作が起きるのではないか」という恐れそのものが、発作そのもの以上に生活を制限するほど大きくなってしまうことがあります。
パニック発作とは?
パニック発作とは、強い恐怖感や不快感が突然、激しく現れる発作のことで、心拍数の急上昇、胸の圧迫感や息苦しさ、震え、めまい、コントロールを失う感覚といった、はっきりとした身体症状をともないます。通常、数分のうちに症状のピークに達します。
強いストレス状況に関連した一度きりの発作は、必ずしも障害を意味するわけではありません。発作が繰り返され、「また発作が起きるのではないか」という持続的な予期不安をともなうようになった場合に、パニック障害と呼ばれます。この予期不安自体が、発作のサイクルを維持してしまうこともあります。
パニック障害の診断は、医師または精神科医が行うものです。特に、感じている身体症状に他の医学的な原因がないかを確認するためにも、診断は重要です。
ヒプノセラピーが医療フォローに加えてできること
ヒプノセラピーによるアプローチでは、次のようなことが可能になります。
- 発作のサイクルを維持しがちな予期不安への働きかけ
- 背景にある過剰な自律神経の活性化を鎮めるための調整
- 最初の発作が何を再燃させた、あるいは伝えようとしていたのかを探る
パニック発作へのアプローチ
私は「この問題にはこの技法」というように、扱うテーマに応じてひとつの決まった手法を当てはめる働き方はしていません。それぞれのセッションは、あなたの状況やペースに合わせて複数のアプローチを組み合わせながら、オーダーメイドで進めていきます。
(セッションで用いている各種メソッドの詳細は、こちらのまとめページでご紹介しています)
具体的には、同じセッションの中で、予期不安に働きかけ、神経系の持続的な調整を促し、意味がある場合にはサイクルの由来を探っていきます。
よくある質問
パニック発作について、ヒプノセラピーは医師の診察の代わりになりますか?
初めて発作が起きたときは、身体症状に他の医学的な原因がないかを確認するためにも、医師の診察を受けることをおすすめします。それを終えたうえで発作が繰り返される場合、状況に応じて、ヒプノセラピー単独で、あるいは医療フォローと並行して取り入れていただくことができます。すでに医学的な原因を除外したうえでいらっしゃる方も多くいます。
なぜ「また発作が起きるかもしれない」という恐れが、発作そのものと同じくらい生活を制限してしまうのでしょうか?
この予期不安は、持続的な過剰警戒の状態を維持し、それ自体が新たな発作を招きやすくすることがあります。サポートが目指すのは、まさにこのサイクルを解除することです。
このテーマに関するセッションでは、具体的に何が行われますか?
セッションは、あなたの状況やこれまでの経緯に合わせて進めます。予期不安を軽減し、神経系の持続的な調整を促すことを目指します。
予期不安のサイクルから抜け出すことへ、一歩踏み出しませんか?
強い、またはいつもと違う身体症状がある場合は、医師の診察を受けるか、緊急時はフランス国内であればSAMU(15番)、日本国内であれば救急(119番)、またはお住まいの地域の緊急窓口にご連絡ください。
私は、日本とフランスで心理学を学び、フランスで最初に設立された催眠療法の専門機関の一つである Ecole Centrale d’Hypnose Paris にて、国際的に知られるヒプノセラピスト、Dany Dan DEBEIX氏に師事しました。その後もフランス国内の複数の専門機関でさまざまなセラピー技法を学び、現在は催眠療法、心理学、神経科学などを統合したアプローチを行っています。
セラピストになる以前にも、さまざまな分野での職業経験を重ねてきました。こうした幅広い学びと経験を活かし、一つの理論や技法だけに当てはめるのではなく、お一人おひとりの状況を多角的に捉え、個性や背景に合わせたセラピーを大切にしています。
