カップルセラピー | 国際カップル対応
つらい時期を過ごしているカップルが、必ずしも愛し合っていないわけではありません。
多くの場合、それぞれが抱えている個人的な傷——古く、時には自分でも気づいていないもの——が、関係の中で再び姿を現していることがあります。
誤解、言えなかったこと、日常の些細な出来事への過剰な反応。
「なぜこんなことで、こんなに傷つくのだろう」「どうして相手に伝わらないのだろう」と感じるとき、その背景には、現在の出来事だけでは説明できないものが隠れていることがあります。
カップルの関係を変えていくためには、二人の間で起きていることだけを見るのではなく、まず一人ひとりが自分自身を理解していくことが、大きな鍵になることがあります。
カップルセラピーの進め方
一般的なカップルセラピーとは異なり、INCEPTICAでは合同セッションを繰り返すことを前提としていません。
まずは、お二人それぞれが個別にセッションを受けていただきます。3人で行う合同セッションも可能ですが、それを基本とするのではなく、必要に応じて例外的に行います。
また、カップルセラピーだからといって、必ずしも二人が同じ回数のセッションを受ける必要はありません。一方がより多くのセッションを必要とする場合には、その方に合わせて進めます。
INCEPTICAのアプローチ
私は、カップルの関係は、それぞれが個人として抱えているもの——古い傷や、思考・感情のパターン、対人関係における反応など——を、無意識のうちに映し出していることが多いと考えています。
だからこそ、二人の関係そのものを変えようとする前に、まず一人ひとりが自分自身と向き合うことを大切にしています。自分自身への理解が深まることで、相手の言動を別の角度から見られるようになり、これまでとは違う形で気持ちを伝えられるようになる——多くの場合、そこにこそ持続的な変化の鍵があります。
多くの場合、お二人のうち一方が、より深い個人的な作業を必要としていることがあります。その方が少しずつ変化していくことで、もう一方も相手の言葉や行動をこれまでとは違う形で受け止められるようになり、二人の関係そのものが変化していくことがあります。場合によっては、非常に少ないセッション数で大きな変化が起こることもあります。
国際カップル・異文化カップルへのサポート
特に、異なる文化的背景を持つお二人の場合、コミュニケーションの難しさが、必ずしも「相性」や「愛情の不足」から生じているとは限りません。
同じ言葉や行動であっても、育った文化によって、その意味や受け取り方が大きく異なることがあります。
感情の表現方法、家族との距離感、パートナーに求める役割、個人の自由に対する考え方、愛情の示し方、喧嘩や意見の対立への向き合い方——こうした違いは、普段は意識されていなくても、二人の関係の中で少しずつ摩擦を生むことがあります。
私は20年以上フランスで生活しており、日本とフランスという異なる文化の中で暮らす経験を重ねてきました。
そのため、異文化の中で生活することで生じる「言葉では説明しにくい違い」や、同じ出来事に対する感じ方・考え方の違いについても、実体験を通して理解しています。
また、日本語・フランス語・英語でサポートすることができるため、パートナーの一方がフランス語圏、英語圏など異なる言語圏の方である場合にも、それぞれが自分にとって自然な言葉で気持ちを表現できるようサポートすることができます。
国際カップルの場合、単純に「もっとコミュニケーションを取りましょう」と考えるだけでは解決できないことがあります。
「相手はなぜそう受け取ったのか」
「自分はなぜ、そこまで強く反応したのか」
「そもそも二人は同じ意味でその言葉を使っているのか」
こうした部分まで丁寧に見ていくことで、単なる言葉の行き違いなのか、それとも個人的な傷や価値観の違いが関係しているのかを、一緒に整理していきます。
何よりも、お一人おひとりの幸せのために
カップルセラピーの目的は、必ずしも関係を続けることだけではありません。
この個人的な作業を通じて、あなた自身にとって本当に大切なものと向き合い直し、自分の人生や関係について、より明確に考えられるようになることも大切な目的の一つです。
その過程で、相手の存在が自分にとってどれほど大切なのかを、改めてはっきりと感じることもあります。
関係がうまくいっていない時期には、問題や不満ばかりが目につき、かつて相手を愛していた頃の記憶や、その人と一緒にいることの喜びを忘れてしまうこともあるからです。
一方で、より稀なケースではありますが、お金のこと、家族のこと、周囲の目、仕事や生活環境など、二人にとってつらいものとなった関係を続けさせている外的な要因が見えてくることもあります。
その場合には、二人の間だけに原因を求めるのではなく、その外的な要因そのものに向き合っていきます。
そして、どのような場合であっても、私がどちらか一方の決断を後押しすることはありません。
関係を続けるべきか、別れるべきか。
その答えを決めるのは、あくまでお二人自身です。
私は、あなた自身が自分の気持ちや状況をより明確に見つめ、自分にとって本当に納得できる選択ができるよう、お手伝いします。
よくある質問
最初から二人一緒に受ける必要がありますか?
いいえ。まずはそれぞれが個別にセッションを受けることから始めます。
合同セッションは多く行いますか?
いいえ、おそらくそうはなりません。作業の大部分は個別に行われます—それぞれが自分自身と向き合うことで、コミュニケーションが自然と改善していくことがほとんどです。3人でのセッションも可能ですが、稀なケースです。
3人でのセッションは料金が高くなりますか?
いいえ。個人セッションと同じ料金です。
パートナーの同意がなくても、一人で始めることはできますか?
はい、もちろん可能です。もう一方がまだカップルセラピーに前向きでない場合は、お一人から始めていただけます。
私は、日本とフランスで心理学を学び、フランスで最初に設立された催眠療法の専門機関の一つである Ecole Centrale d’Hypnose Paris にて、国際的に知られるヒプノセラピスト、Dany Dan DEBEIX氏に師事しました。その後もフランス国内の複数の専門機関でさまざまなセラピー技法を学び、現在は催眠療法、心理学、神経科学などを統合したアプローチを行っています。
セラピストになる以前にも、さまざまな分野での職業経験を重ねてきました。こうした幅広い学びと経験を活かし、一つの理論や技法だけに当てはめるのではなく、お一人おひとりの状況を多角的に捉え、個性や背景に合わせたセラピーを大切にしています。
