会食恐怖:ヒプノセラピーによるサポート
同僚との食事、初対面の人たちとの夕食、テラスでのちょっとしたコーヒー一杯——本来は和やかであるはずのそうした時間が、ずっと前から強い不安の種になり、避けたくなったり、恐れたりする対象になってしまうことがあります。この恐れは、経験したことのない周囲の人には、なかなか理解してもらいにくいものです。
会食恐怖とは何か
会食恐怖とは、あがり症の一形態で、食事をしているところを人に見られることへの不安を中心とするものです。食べ方について判断されるのではないか、手が震えるのではないか、あるいは単に、無防備だと感じる瞬間に見られているのではないかという恐れが特徴です。
これは、一人で食事をする、誘いを断る、食事の始まる前に到着したり終わる前に席を立ったりするといった回避の工夫につながることがあり、長期的には社会生活や仕事に大きな負担をもたらすことがあります。
会食恐怖にヒプノセラピーが効果的な理由
催眠によるワークでは、以下のことが可能になります。
- 「人前で食べること」と「恐れている判断」とが結びついてしまっている、その根本にアクセスすること
- この恐れに伴う、身体(手や仕草)への過敏な警戒状態を解きほぐすこと
- 常に自分を見張り続けることなく、落ち着いて食事を分かち合う力を取り戻すこと
会食恐怖へのアプローチ
私は、扱うテーマによって技法を使い分けるという方法は取っていません——「このテーマにはこの手法」という考え方ではないということです。それぞれのセッションでは、複数の補完的なアプローチを統合的に組み合わせて用います。(セッションで用いている各種メソッドの詳細は、こちらのまとめページでご紹介しています)
セッションは何回くらい必要ですか
セッションの回数は、回避してきた場面の持続期間や広がりによって異なりますが、目指すのは、長く際限のないフォローアップではなく、妥当な回数のセッションで持続的な変化を得ることです。
よくある質問
この恐れは、摂食障害と関係があるのでしょうか?
必ずしもそうではありません。この恐れは、食事中に他者からどう見られるかという不安に特有のものであり、食べること自体との関係性の問題ではありません。もしこの点について不安がある場合は、直接お話しいただくのがよいでしょう。
なぜこの恐れは、特に食事の場面で現れるのでしょうか?
人前で食べることは、仕草やペース、振る舞いといった点で特有の無防備さにさらされる行為です。そのため、他の社交場面よりも強く、判断されることへの恐れが呼び起こされることがあります。
このテーマを扱うセッションでは、何が行われますか?
セッションでは、この恐れの根本にあるものを探ります。そのうえで、催眠によるワークを通じて、落ち着いて食事を分かち合う力を取り戻すことを目指します。
私は、日本とフランスで心理学を学び、フランスで最初に設立された催眠療法の専門機関の一つである Ecole Centrale d’Hypnose Paris にて、国際的に知られるヒプノセラピスト、Dany Dan DEBEIX氏に師事しました。その後もフランス国内の複数の専門機関でさまざまなセラピー技法を学び、現在は催眠療法、心理学、神経科学などを統合したアプローチを行っています。
セラピストになる以前にも、さまざまな分野での職業経験を重ねてきました。こうした幅広い学びと経験を活かし、一つの理論や技法だけに当てはめるのではなく、お一人おひとりの状況を多角的に捉え、個性や背景に合わせたセラピーを大切にしています。
