片頭痛 : ヒプノセラピーによるサポート
片頭痛の発作が起こりやすいのは緊張が続いていた時期や、疲れがたまっている時、あるいはストレスのピークを迎えた直後—時には、ようやく緊張がほどけ始めた瞬間だったりすると、すでにお気づきかもしれません。薬による治療は発作そのものを和らげてくれますが、その引き金となっているものにまで届くとは限りません。
片頭痛と神経の緊張:よくみられる関係
片頭痛は医学的に認められた神経疾患ですが、その頻度や強さは、蓄積された神経的・感情的な緊張の度合いによって左右されることがよくあります。慢性的なストレス、過敏な警戒状態、あるいは処理されないままの感情的な負荷は、発作が起こりやすくなる閾値を下げてしまうことがあります。
まず医師(かかりつけ医または神経内科医)の診断を受けることが不可欠な第一段階です。(正確な診断を行い、他の原因を除外するため)ヒプノセラピーによるサポートは、発作の頻度に影響を与える緊張の要因に働きかける、補完的な位置づけで行います。
片頭痛にヒプノセラピーが効果的な理由
催眠によるワークでは、以下のことが可能になります。
- 身体に現れている症状と無意識とのつながりを探る
- 症状に関連している可能性のある感情や過去の体験に目を向ける
- 身体に蓄積されている緊張や反応に気づく
- 心身の状態をより穏やかに調整していく
といったアプローチを行います。
必ずしも本人が「何か大きな問題を抱えている」と自覚している必要はありません。
意識ではすでに乗り越えたと思っている出来事や、普段は思い出すことのない体験が、身体の反応と何らかの形で関係していることもあります。
片頭痛へのアプローチ
私は、相談内容ごとに「この症状にはこの技法」という形で、一つの方法だけを選んで行うことはしていません。一人ひとりの状態や、そのときのセッションの流れに合わせて、複数のアプローチを組み合わせながら統合的に進めていきます。最初から「原因はこれ」と決めつけるのではなく、あなた自身の感覚や体験を手がかりにしながら、身体と無意識のつながりを見ていきます。(セッションで用いている各種メソッドの詳細は、こちらのまとめページでご紹介しています)
何回のセッションが必要ですか?
必要なセッション数は、感じている身体の症状がどのくらいの期間、どのくらいの頻度で続いているかによって異なりますが、目標は、長く際限のないフォローアップではなく、妥当な回数のセッションで持続的な変化を得ることです。
よくある質問
片頭痛に対して、ヒプノセラピーは医学的な治療の代わりになりますか?
いいえ、なりません。診断を行い、他の原因を除外するために、まず医師による診察が第一段階です。ヒプノセラピーは、発作の頻度に影響を与える緊張の要因に働きかける、補完的なサポートとして位置づけられます。
ヒプノセラピーは、発作を一時的に和らげるだけでなく、頻度そのものを減らすことができますか?
それがまさに目指すところです。発作が起きてからそれに対処するのではなく、発作が起こりやすくなる閾値を下げている根底の緊張そのものを軽減することで、長期的に発作の間隔を空けていくことを目指します。
このテーマを扱うセッションでは、何が行われますか?
セッションでは、根底にある神経の緊張を軽減し、それが発作の頻度に反映されるよう、神経系の調整を促すことを目指します。
身体に現れている症状から、心とのつながりを見つめてみませんか?
私は、日本とフランスで心理学を学び、フランスで最初に設立された催眠療法の専門機関の一つである Ecole Centrale d’Hypnose Paris にて、国際的に知られるヒプノセラピスト、Dany Dan DEBEIX氏に師事しました。その後もフランス国内の複数の専門機関でさまざまなセラピー技法を学び、現在は催眠療法、心理学、神経科学などを統合したアプローチを行っています。
セラピストになる以前にも、さまざまな分野での職業経験を重ねてきました。こうした幅広い学びと経験を活かし、一つの理論や技法だけに当てはめるのではなく、お一人おひとりの状況を多角的に捉え、個性や背景に合わせたセラピーを大切にしています。
