チック症 : ヒプノセラピーによるサポート
医師や神経内科医、小児科医からこのページを紹介された方へ:
ヒプノセラピーは、チック症に対する医療的な経過観察の補完として、近年ますます認知されつつあるアプローチです。
ご自身で調べてこのページに辿り着いた方へ:
チックがあることは、意志が弱いことやコントロールできていないことのサインではありません。チックは神経系の自動的な反応であって、本人が選んで行っているものではないのです。
チック症とは何か
チック症とは、まばたき、咳払い、肩を動かす動作など、突発的で反復的、かつ本人の意思ではコントロールしきれない、動きや発声のことを指します。意識的な制御はほとんど及ばず、一時的に抑えることはできても、たいていの場合、力を緩めた瞬間により強く現れます。
チックは、蓄積された神経の緊張や、過敏な警戒状態、感情的な負荷の蓄積に結びついていることが多く、ストレスや疲労の時期に強まり、休息を取ると落ち着く傾向があります。
医師(かかりつけ医、神経内科医、あるいは年齢に応じて小児科医)の診断を受けることが推奨されます。特にチックが最近始まったばかりの場合、複雑な場合、複数ある場合、あるいは長期間続いている場合には、他の原因を除外し、必要に応じて適切なケアへとつなげるためです。この受診は、ヒプノセラピーによるサポートの価値を否定するものではありません——両者は十分に補い合うことができます。
チック症にヒプノセラピーが効果的な理由
催眠によるワークでは、以下のことが可能になります。
- 意志の力でチックを抑え込もうとするのではなく、チックを助長している神経の緊張や過敏な警戒状態そのものに働きかけること
- 必要に応じて、チックが感情的にどのようなことを表現・解放しようとしているのかを探ること
- 持続的なリラックス状態を取り戻し、神経系がその自動的な反応を手放せる余地をつくること
必ずしも本人が「何か大きな問題を抱えている」と自覚している必要はありません。
意識ではすでに乗り越えたと思っている出来事や、普段は思い出すことのない体験が、身体の反応と何らかの形で関係していることもあります。
チック症へのアプローチ
私は、相談内容ごとに「この症状にはこの技法」という形で、一つの方法だけを選んで行うことはしていません。一人ひとりの状態や、そのときのセッションの流れに合わせて、複数のアプローチを組み合わせながら統合的に進めていきます。最初から「原因はこれ」と決めつけるのではなく、あなた自身の感覚や体験を手がかりにしながら、身体と無意識のつながりを見ていきます。
(セッションで用いている各種メソッドの詳細は、こちらのまとめページでご紹介しています)
特に子どもや思春期の方の場合、チックのある本人だけでなく、周囲にも目を向けることが有効な場合があります。家族療法によるサポートを見る—個人セッションと並行して提案されることがあります。
何回のセッションが必要ですか?
セッションの回数は、チックの持続期間や複雑さによって異なりますが、目標は、長く際限のないフォローアップではなく、妥当な回数のセッションで持続的な変化を得ることです。
よくある質問
チックについて相談する前に、医師の診断を受ける必要がありますか?
推奨されます。特にチックが最近始まったばかりの場合、複雑な場合、あるいは長期間続いている場合には、他の原因を除外するために重要です。実際、すでに医師や神経内科医から紹介されて来られる方も多くいらっしゃいます。
チックは、ストレスだけが原因なのでしょうか?
ストレスや神経の緊張は非常によくみられる要因ですが、状況は人それぞれです。だからこそ、事前の医師の診断と、そのうえでの個別に合わせたサポートによって、それぞれのケースでチックを助長しているものをより的確に見極めることができます。
このテーマを扱うセッションでは、何が行われますか?
セッションでは、チックを助長している神経の緊張や過敏な警戒状態を軽減することを目指します。また必要に応じて、チックが感情的にどのようなことを表現しているのかを探ります。
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身体に現れている症状から、心とのつながりを見つめてみませんか?
私は、日本とフランスで心理学を学び、フランスで最初に設立された催眠療法の専門機関の一つである Ecole Centrale d’Hypnose Paris にて、国際的に知られるヒプノセラピスト、Dany Dan DEBEIX氏に師事しました。その後もフランス国内の複数の専門機関でさまざまなセラピー技法を学び、現在は催眠療法、心理学、神経科学などを統合したアプローチを行っています。
セラピストになる以前にも、さまざまな分野での職業経験を重ねてきました。こうした幅広い学びと経験を活かし、一つの理論や技法だけに当てはめるのではなく、お一人おひとりの状況を多角的に捉え、個性や背景に合わせたセラピーを大切にしています。
