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ドーパミンとは?脳と心に与える影響
ドーパミンは、「快楽ホルモン」や「報酬ホルモン」とも呼ばれる神経伝達物質です。やる気、集中力、学習、運動など、私たちの行動の**「動機付け」**に深く関わっています。
ドーパミンの良い面と悪い面
ドーパミンは、私たちにポジティブな影響をもたらす一方で、バランスが崩れるとマイナスに作用することがあります。
✅良い点:
- モチベーションや集中力が高まる
- 創造性が向上する
- 快感や満足感を得やすくなる
- 学習能力・記憶力が向上する
⚠️悪い点:
- 過剰になると、ギャンブルやSNSなどの中毒・依存につながる
- 焦燥感や攻撃性、幻覚を引き起こすことがある
- バランスを欠くと「幸せになれない脳」になる
ドーパミンの量で心身はどう変わる?
増えすぎると… 気分が高揚し、自信にあふれて積極的になりますが、「もっともっと」という欲求が止まらなくなり、中毒的な行動に走るリスクが高まります。
減りすぎると… 無気力、無関心になり、うつ状態に近づきます。意欲や集中力が低下し、楽しさや満足感を感じにくくなります。これは、パーキンソン病やうつ病の一因ともなります。
ドーパミンを増やす・減らす方法
ドーパミンの分泌量は、日々の行動や環境によって変動します。
ドーパミンを増やす方法(活性化)
運動をする:有酸素運動やヨガは、ドーパミンの分泌を促します。
小さな成功体験を積む:ToDoリストをクリアするなど、達成感を得ることでドーパミンが分泌されます。
朝日を浴びる:セロトニンと連動してドーパミンも整います。
好きな音楽を聴く
人と楽しく会話する
ドーパミンを減らす方法(鎮静化)
過剰に高ぶってしまった場合は、以下の方法で「落ち着かせる」ことが大切です。
瞑想や呼吸法:副交感神経を優位にし、心を落ち着かせます。
スマホやSNSの使用時間を制限する
自然の中で過ごす
グラウンディング系のセラピー:ヒプノセラピーは、ドーパミンと他の神経伝達物質の調和を図るために有効です。
食事によるドーパミン調整
毎日の食事もドーパミンバランスを整える上で重要です。
ドーパミンを増やす食品
- チロシンを含む食品:大豆製品、卵、魚、鶏肉、バナナ、ナッツ類
- ビタミンB6、鉄、亜鉛:玄米、レバー、かぼちゃの種
- オメガ3脂肪酸:青魚、アマニ油
控えるべき食品
- 過剰な糖質や加工食品
- カフェイン、アルコールの摂りすぎ
結論:ドーパミンと上手に付き合う
ドーパミンは人生の「やる気スイッチ」ですが、そのバランスが非常に重要です。意識的に「整える」ことで、心身の健康や幸福感が高まります。
ヒプノセラピーでは、過去の成功体験やポジティブな記憶にアクセスすることで、自然にドーパミンを刺激することができます。
また、セッション中の「安心感」や「受容感」は、セロトニンやオキシトシンなどの他のホルモンも活性化させ、心のバランスを取り戻すサポートになります。