不安 : ヒプノセラピーによるサポート
前触れもなく込み上げてくるあの感覚、うまく息が吸えないような息苦しさ、止めようとしても止まらない思考の暴走——そうしたものに覚えがあるかもしれません。「大丈夫」だと頭では理解していても、それだけでは緊張がおさまらないことがよくあります。不安は、意識的な理屈が届かないところで作動しているからです。
不安とは?
不安とは、はっきりとした対象がないまま広がっていく緊張の感覚であり、心理面(不吉な予感、否定的な予期思考)と身体面(胸の圧迫感、喉の締めつけ、筋肉の緊張、内側からの落ち着かなさ)の両方に現れます。
これは、目の前にある明確で現実的な危険に反応する「恐怖」とは異なります。不安は、予期された、想像上の、あるいは漠然とした脅威に対して作動することが多く、その原因を正確に言葉にできないことも少なくありません。
一時的なものであれば、不安は不確実さに対する神経系の正常な反応です。しかし、それが長く続いたり、日常の出来事とは明確な関連がないまま繰り返し現れたりするようになると、生活の中でより耐えがたいものになっていきます。
なぜヒプノセラピーは不安に効果的なのか
ヒプノセラピーによるアプローチでは、次のようなことが可能になります。
- 不安の感覚のもとになっている自律神経系の過剰な活性化を鎮め、調整を促す
- 意味がある場合には、不安が伝えようとしていること、あるいは守ろうとしているものを探る
- あらゆる状況を完全にコントロールできなくても感じられる、内側からの安心感を取り戻す
不安へのアプローチ
私は「この問題にはこの技法」というように、扱うテーマに応じてひとつの決まった手法を当てはめる働き方はしていません。それぞれのセッションは、あなたの状況やペースに合わせて複数のアプローチを組み合わせながら、オーダーメイドで進めていきます。あらかじめ決められた画一的な手順ではなく、こうした柔軟でカスタマイズされた進め方こそが、不安へのサポートを含む私のセッション全体の特徴です。
(セッションで用いている各種メソッドの詳細は、こちらのまとめページでご紹介しています)
具体的には、同じセッションの中で、不安の身体的な活性化を鎮め、意味がある場合にはその由来や役割を探り、そして安定した内側の拠り所を築いていきます。
何回のセッションが必要ですか?
必要なセッション数は、感じている不安がどのくらいの期間、どのくらいの頻度で続いているかによって異なりますが、目標は、長く際限のないフォローアップではなく、妥当な回数のセッションで持続的な変化を得ることです。
よくある質問
不安が強い場合、ヒプノセラピーは医療的なフォローの代わりになりますか?
いいえ。強い症状をともなう場合や、発作が頻繁に起こる場合は、医療機関への相談をおすすめします。ヒプノセラピーは医療的なフォローに置き換わるものではなく、それを補完する形で取り入れていただくものです。
危険が実際にはないとわかっているのに、なぜ不安がまた戻ってくるのでしょうか?
不安は、意識的な理屈とは関係のない、大部分が無意識のレベルで作動しています。だからこそ、頭で理解するだけではおさまらないことが多いのです。ヒプノセラピーによるアプローチは、まさにこの背景にあるメカニズムを解除することを目指します。
不安に関するセッションでは、具体的に何が行われますか?
セッションでは、不安の身体的な活性化を鎮め、意味がある場合にはそれが何を伝えようとしているのかを探りながら、より安定した内側の安心感を取り戻していきます。
私は、日本とフランスで心理学を学び、フランスで最初に設立された催眠療法の専門機関の一つである Ecole Centrale d’Hypnose Paris にて、国際的に知られるヒプノセラピスト、Dany Dan DEBEIX氏に師事しました。その後もフランス国内の複数の専門機関でさまざまなセラピー技法を学び、現在は催眠療法、心理学、神経科学などを統合したアプローチを行っています。
セラピストになる以前にも、さまざまな分野での職業経験を重ねてきました。こうした幅広い学びと経験を活かし、一つの理論や技法だけに当てはめるのではなく、お一人おひとりの状況を多角的に捉え、個性や背景に合わせたセラピーを大切にしています。
